なぜRoshamboと呼ばれるのか?
誰も知りません。でも、かなり自信のある推測ならいくつかあります。
Roshambo(ロシャンボ)——RochambeauやRo-Sham-Boとも綴ります——は、主にアメリカ西部で使われるじゃんけんの別名です。どちらの呼び名を使ってもルールは同じです。名前の由来は本当に決着がついていません。フランスの将軍ロシャンボーに結びつける有名な説は、年代の上で成り立たないからです。この遊びが日本から欧米へ伝わったのは1900年代初頭、将軍の没後1世紀以上たってからでした。

Roshambo(RochambeauやRo-Sham-Boとも綴ります)はじゃんけんの別名です。手は同じ3つ、ルールも同じ、自分のグーがパーに出会ったときの絶望も同じ。主にアメリカ西部で使われる呼び名ですが、その由来はこのゲームにまつわる本物の未解決の謎のひとつです。
みんなが使うのに、誰も説明できない名前
アメリカ西海岸で育った人なら、「Rock Paper Scissors」という言葉をその順で聞くよりずっと前に、「Roshambo」(Rochambeau、Ro-Sham-Boとも綴ります)と呼んでいたはずです。よくできた名前です。3音節あって、口に出して楽しい。そして、どこから来たのか誰も知りません。
歴史家たちは何十年もこれについて議論しています。いかにも歴史家が議論しそうなことです。ここでは有力な3つの説を、どれだけ気持ちよく納得できるかと、どれだけ本当らしいかの落差の順にご紹介します。
説1:フランスの将軍(納得はできるが、ほぼ確実に誤り)
もっとも人気のある説は、この名前をジャン=バティスト・ドナシアン・ド・ヴィムール、ロシャンボー伯爵に結びつけます。アメリカ独立戦争でジョージ・ワシントンの勝利を助けたフランスの将軍です。伝説によれば、ロシャンボーとワシントンは軍事上の意見の相違を手遊びで決着させたとか。
すばらしい話です。革命があり、友情があり、大きな賭けがあり、指の形がある。ただ、小さな問題がひとつあります。それは絶対に起きていません。じゃんけんが日本から西洋に届いたのは1900年代初頭で、ロシャンボーの死から100年以上あとのことです。彼はいろいろな人物でしたが、タイムトラベラーではありませんでした。
説2:日本語の伝言ゲーム(地味だが、より本当らしい)
言語学的にもっともらしいのは、「Roshambo」は英語話者が一度聞いただけの日本語を言おうとするとこうなる、という説です。日本のじゃんけんぽんには地域ごとにいくつものかけ声のバリエーションがあり、そのなかには、耳を細めて聞けば、アメリカの校庭をいくつも通り抜けるうちに「Ro-Sham-Bo」へ変化しうる音が含まれています。
実際の言語学者が支持しがちなのはこの説です。つまり、おそらく真実に近く、そしてパーティーでの受けは目に見えて悪いということです。
説3:子どもたちが勝手に作った
3つ目の説は、この名前が校庭の俗語として自然に生まれたというものです。「Ro-Sham-Bo」は3音節で、このゲームの3拍のリズムにぴったり合います。「One-Two-Three」や「Ready-Set-Go」と同じです。ロシャンボー将軍との関連は、名前を歴史ありげに聞かせたい誰かが、あとから貼り付けたのかもしれません。
正直なところ、これがいちばん信じられる説かもしれません。子どもは言葉を生み出すのが驚くほど上手で、記録に残すのが驚くほど下手なのです。
実際に「Roshambo」と言うのはどこ?
この呼び名が主流なのは次の地域です。
- アメリカ西部、とくにカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州
- アメリカ南部の一部
- 競技じゃんけんの世界。WRPSAは両方の呼び名を区別せずに使っています。その論争を始める気はないので。
英語圏の残りの大半は、単にRock Paper Scissorsと呼びます。日本はじゃんけんのまま。フランスではPierre-feuille-ciseaux。全員が同じゲームを遊んでいるのに、呼び方だけは誰も合意できない。正直なところ、実に人類らしい話です。
ついでに「Shoot」問題も
もう一つの大きな地域差の論争。手を出すのは「Scissors」のときか、「Shoot」のときか。「Rock, Paper, Scissors, Shoot!」と言って「Shoot」で出す人もいれば、3拍目の「Scissors」で出す人もいます。WRPSAの公式大会では「プライム」方式が標準です。こぶしを3回振り下ろし、3回目で出します。「Shoot」は要りません。
呼び名が何であれ、いつ出すのであれ、ルールはどこでも同じです。公式競技ルールを読むか、じゃんけんの歴史をたどってみてください。ただし、大勢のいる部屋で「Roshamboか、Rock Paper Scissorsか」と聞くのはおすすめしません。長い夜を過ごす覚悟がないかぎりは。
